以前、特集記事でご紹介したとおり、SoundWarriorにはHSと呼ばれるヘッドセットのシリーズがあります。そもそもは、1970年代にLL(Language Laboratory)学習用につくったものにさかのぼります。その後、某ファーストフード大手チェーンのドライブスルー店舗用ヘッドセットなどを手掛け、さらに頑強さや音の再現性を求められる放送業界でもスタンダードな製品としてプロユース市場で広く使われてきました。

しかし、ヘッドセットは一般のオーディオユーザー向けとしては、ニーズがなかったために、まだまだ十分な認知が得られているとは言えませんでしたが、今回のコロナ感染予防のためのテレワークの普及によって、弊社のヘッドセットについて多くのお問い合わせが寄せられ、新聞などのメディアによる取材も多く、SoundWarriorのHSシリーズのお問い合わせやWEBページへのアクセスも大変多くなりました。

そこで一番多いお問い合わせが『どのタイプがネットミーティングに適していますか?』というご質問です。

実際、弊社内でもコロナ感染予防のため東京支店と上田本社との往来は極力自粛して、定例会議は、ネットミーティングですることになり、緊急事態宣言や移動自粛期間中は、スタッフ全員が自宅からネットミーティングの形で打ち合わせすることも多々ありました。この経験とあわせて、弊社のアドバイザーでもあり上田市の専門家派遣や起業創業者向けのセミナーなどで、実際にZOOMやFacebookメッセンジャー、Skypeなどのネットミーティング環境を利用してオンラインセミナーやワークショップを行っている吉田氏にご協力いただいて、いくつかのケース別のオススメをまとめてみました(下の写真で吉田氏がSW-H1をネックマイクとして使用)

(※以下のミーティングの写真はイメージです。プライバシー保護のためぼかし処理をしております)


【ケース1:2〜5名程度の少人数のネットミーティングを行う場合】


この人数までならば、同時に話が可能な人数でもあり、課題にたいしてディスカッションもできます。ただし映像と声の遅延の度合いが、アクセスする各々の通信環境によって変わってくるので、タイミングを図ったつもりでも会話が重なることもあるので、スピーカーだとどうしても聞き逃してしまいがちです。今なんて?という聞き返しが増えると、参加者全員のストレスになるので、可能な限りヘッドホンもしくはイヤホンを装着し、マイクも口元に近い位置につけるのがオススメです。このときに、自分の声の大きさをある程度意識するために、片耳だけで音を聞くことがいいです。ヘッドホン、イヤホンを両耳にして話をすると、自分の声が聞き取りにくいために、どうしても声が大きくなりがちだからです。
というわけで、おすすめするのは、片耳のヘッドセットです。

SW-H1

SW-TR1

SW-NS1


【ケース2:6〜10名程度のネットセミナー、ワークショップ】


ネットセミナーの場合、参加者と講演者が同時に話をするということは、ほとんどありません。実際のセミナーのやり取りと同じで、スピーカー側が受講者に質問をして答えていただく、もしくは質問はありませんか?と求めて、講演者が答える形が多いからです。私の場合は、マイクだけをつけて、参加者の質問などはスピーカーから出します。こうすると自分が普段話してる通りの音量感で伝えやすいからですね。参加者の方は基本イヤホンとマイクの組み合わせがいいかと思います。

講演者向けとして、SW-NS1のイヤホンなし

参加者向け、SW-HS10

SW-HS10


【ケース3:11名〜のウエビナー】

この場合は、参加者からの質問を音声で直接受け取ることは、少なくなります。もちろん、皆無ではありませんが、質問がたくさん寄せられる場合が多いこと、誰かを名指しして講演者が質問することなどがなくなるからですね。一般的に「ご質問はチャットでテキストでお寄せください」ということで、参加者とコミュニケーションをとります。状況にもよりますが、寄せられた質問について、講演者がその場で返事することは少なく、のちほどメールなどで返信するか、講演者とは別のスタッフが質問に答えるなどの場合が多いです。この場合も、講演者はケース2と同じマイクとスピーカーという組み合わせで、参加者は、個室で参加できているなら、マイクなしのスピーカーで、カフェや事務所などグランドノイズがあるところでは、イヤホンやヘッドホンでの参加というのが聞きやすいかと思います。

講演者:SW-NS1

SW-NS1

参加者:SW-HP300(セミオープン型ヘッドホン)、SW-HP100(セミオープン型ヘッドホン)

SW-HP300

SW-HP100


【ケース4:会議室と会議室をつなぐ場合】

本社と支店の会議室同士をつなぐような状況を想定します。この方法は、どちらかといえばテレビカンファレンス(テレカン)と言われてた平成時代の名残ともいえます。実は、この環境が一番めんどうで、会議室同士をつなぐときに、それぞれの会議室ではオフラインの環境であり、生の声で話をする前提になるのに会議室全体はネットでつながるということになるので、まず映像をきちんとその大きさに耐えられる画角のカメラにすると、監視カメラ並に広角になってしまうので、顔が小さくなって実際、誰かわかりにくくなりますし、マイクも会議室全体音をとるので聞き取りにくくなります。

最近のテレビ番組のバーチャル出演でもそうですが、コメンテーターが大きな部屋に離れて座ってるけれど、参加者各自にマイクとカメラが用意されてます。それに習って、会議参加者は各々ノートPCなどを持ち込んで、各々のマシンでミーティングに参加したほうが誰が話してるのかわかりやすい。このときは、ノートPCに付属のマイクで十分ですが、もし聞き取りにくい感じがしたら、ネックマイクなどをPCにつけてもいいと思います。各々のPCのスピーカーは切って会議室全体のものとするのがオススメです。

参加者:SW-NS1のイヤホンなし


【ケース5:オンライン呑み会などカジュアルなミーティング!】

新型コロナウイルス感染予防のために広まったオンライン呑み会ですが、実際にやってみると、距離や場所にとらわれず会いたい人に会えるということが便利で、同窓会や県人会やサークル活動など、幅広い年齢層の方に広まりつつありますね。これは、もう人数に関係なくどれだけリラックスして参加できるかって感じですから、ヘッドホン、イヤホンなし、マイクはUSBカメラ付属のマイクで十分。話が聞き取れなくても、ざっくばらんに聞き返せるのがいいところ。
まだ、未体験の方は、ぜひお友達や同好の士を誘ってお試しください!

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「SWDシリーズにぴったりなデスクトップで使えるスピーカー」として、ここまで他社製品をご紹介してきました。というのもスピーカーの音づくり(開発)はノウハウという要因が強く働く分野です。また、音響システム全体の音のつくり込みはスピーカーに大きく依存されるといわれ、好みが大きく分かれるところでもあります。よって、これだけをお勧めするといった分野ではないとも考えられます。

以前、当社が真空管アンプ竹シリーズを発売していた頃、SW-S25(旧品番S20)を製品化しました。この製品は中高域の響きに特徴があり、その抜け感やストレート感は一流だけど低域が非力、といったご評価をいただきました。その解決策としてSW-W20専用サブウーファを発売した経緯があります。実際、小型スピーカーは低域が非力な場合が多く、それを補うためにサブウーファを付加したシステム(2.1CH)は良く見かけます。お気に入りの小型スピーカーをサテライトスピーカーとしてサブウーファをうまくセットアップするのも一つのアイデアだと思います。

【Sound Warrior SW-S25+SW-W20(サテライトスピーカー+サブウーファのご提案)】
・S25(旧品番S20)
Size:W120xH225xD170,2kg
Spec:2Way3Speakerバスレフ(17mmソフトドームTW,50mmコーンWF×2)能率:84dB/W(1m),インピーダンス:6Ω
・W20
Size:W200xH225xD275,5.3kg
Spec:PoweredWoofer(カットオフ周波数100Hz,30dB/oct.減衰)
【生産完了】

さて、以下は当社が新たにご提案するオリジナルスピーカーです。
まず SWL-SA1 SLRバスレフスピーカー です。本機は今までご紹介してきたような、腕組みをして聞き入る本格的な音楽鑑賞用スピーカーではなく、気軽に音楽を楽しむBGM(バックグランドミュージック)に特化したスピーカーです。と聞くと肩透かしを食らった感じかもしれませんがその実力は侮れません。

【Sound Warrior SWL-SA1 SLRバスレフスピーカー】
Size:W125xH110xW220
Spec:1Way(50mmフルレンジスピーカー)+ SLRバスレフ、能率:80dB/W(1m),インピーダンス:8Ω
【オープン価格】SHIROSHITA Directショップで価格を見る

SWL-SA1は、先に発売されたSOUND WARRIOR Living Audioシリーズ SWL-AA1真空管アンプの専用スピーカーとして開発された「究極のBGMサウンド」を狙ったスピーカーです。基礎技術として SOLUTION LABO.R社(前回 第7弾でご紹介したスピーカーメーカー) の全面協力を得て新開発されました。メインスピーカーにはSCAN SPEAK社 50mmフルレンジによる明瞭で響きの良い中高域に、SOLUTION LABO.R社 特許のアシストウーファーを配置したSLR方式バスレフによる自然で良質な低域でしっかりと音のバランスを整えています。

などとカタログ的なことを書いてしまいましたが、その存在を忘れてしまう程のサイズ感とカタチにもかかわらず、低域から高域までかなりの広帯域再生で、更に音量を絞っても低域が潰れず自然に伸び(つまり音量を絞ってもシャカシャカ音にならない)、会話を邪魔しないバランスの良い高いレベルの響きを醸しだしてくれます。
SOLUTION LABO.R社がこのコンセプトのために持てるノウハウを十分に発揮していただき、開発をお手伝いいただきました。是非一度お試しいただきたいスピーカーです。

そしてもう一つ。まだ一般にはお披露目していないオリジナルスピーカーについて、ちらっとご紹介します。

【MS88 小型フルレンジスピーカー】
Size:W126xH198xD167(181)
Spec:1Wayバスレフ(80mmフルレンジ)、能率:87dB/W(1m),インピーダンス:8Ω

最後にご紹介するMS88は、当社が以前からOEM生産(他社様とのダブルブランド商品)を続けている真空管アンプ(形状は旧機種SW-T10と同)とのセットで販売するために新開発された廉価版スピーカーです。
80mmフルレンジ1発で超小型のバスレフタイプのスピーカーです。と、これだけの情報だと「廉価版だね!?」っと侮られてしまいますが、本機はスピーカーユニットメーカーとしては有名なFountek社との共同開発された商品で、フルレンジユニットにFR-88EP(FR-88EXのOEMバージョン)を使用、評論家の方の評価では「クリアで精緻な描写力でありながら音楽性豊かな表現力を持つ」との高評価ユニット(OEM版)を使っています。Fountek社はスピーカーユニットだけでなく、スピーカーセットとしてもOEM供給を行っており、バスレフボックスやポートチューニングなどもユニット開発者の手で開発されています。最終的な音づくり部分で当社からのコンセプトを強く出してもらいました。廉価版スピーカーとして、オリジナルの商品企画の計画もありますので、しばらくお待ちください(以下の写真はMS88のプロトタイプ)

スピーカーはどんなジャンルの音楽を聴くか、音楽をどんなシチュエーションで聴くか、どの程度の音量で聞くかなど、様々な条件をある程度想定した上で選定した方がよい機器で、オーディオ機器の中では一番といっていいほどシステム全体に大きな影響を及ぼす機器でもあります。どんなコンセプトで開発されたスピーカーなのかをご確認いただき、出来れば試聴を繰り返し、お気に入りのスピーカーを見つけていただくことをお勧めします。実はオーディオでは、お気に入りのスピーカーを自分の理想の音で鳴らために、他のオーディオ機器を色々と取り換えながら試される方がいるほどですから・・・

以上、「SWDシリーズにぴったりなデスクトップで使えるスピーカーのお話し」でしたが、これらのスピーカーをSWDで比較試聴できるような機会が、いつかご用意できないかなと思っております。

【はじめに】

以前、質の高い小型オーディオシステム(デスクトップ・オーディオ・システム)を構築したい方の一助となればと『小型でもハイレゾ音源を繊細に表現でき、当社SWDシリーズにジャストフィットな他社製スピーカーをご紹介する!』といったコーナーをFacebookに掲載していました。Facebookでは過去の記事をさかのぼって読むのが面倒なことも含め、今回、2,3年前の情報ですが少し手を加え特集記事としてまとめました。今回は後半の4機種をまとめた後編です。

【スピーカーの選定条件】

  • 一般のステレオ型スピーカー(パワードではないもの)
  • サイズはデスクトップに置くことを想定!(PCサイドのイメージ)
    • 横幅は、150mm程度まで ~ SWDサイズに合わせました
    • 奥行は、200mm程度まで ~ 机上にはこれが限界ではないか
    • 高さの制限は無いものの、300mm程度までが実用的
  • 能率:82dB/W/m以上 ~ 当社SWD-TA10の出力を想定したスペック
  • 音質:ハイレゾを繊細に表現でき音楽が楽しめる!(感覚的ですが…)

この条件に上げたスピーカーはかなり小さく見えます。そんなサイズ感でしっかりとした音作りのスピーカーはそう多くはありません。当然、カタログスペックだけではなく、実機を同条件で設置して真面目に(笑)比較試聴してみました。機種選定や試聴の感想などは好みの要素も強く、あくまで独断と偏見で行っていることをご理解ください。

ご意見、ご要望などございましたら遠慮なくお問い合わせからお送りください!


【高コストパフォーマンスな元気サウンド:ONKYO D-55EX(D)】

  • W148×H264×D256 3.6kg
  • 2Wayバスレフ(30mmリング型TW、100mmコーンWF)
  • 83.5dB/W/m,6Ω
  • メーカー希望小売価格:¥26,400(Pair,税別)

今までとは違ってかなり購入しやすい価格帯です。サイズは奥行きがあるのでデスクトップには少し置きづらいですが、バスレフ穴が前方を向いているので後ろの壁にピタッと押し付けても大丈夫です。ELAC BS72 との比較では、聴感上能率が少し高く聞こえます。スペックでは逆なはずですが… これは本機の中高域が元気なことが原因と思われます。高域の抜け・メリハリが良く一歩前に実態が出てくる傾向なので、歌モノやメイン楽器が明確な楽曲にはとても良い印象です。低域もそれなりに出ますが、超低域(太鼓の胴鳴りなど)までは厳しい。

前回のDALI Menuet2とは真逆で、ホール感を楽しむタイプではなくてタイトにビシッと聞ききたいJAZZやRock系などに向いていると思います。好みが合えば高コストパフォーマンスなスピーカーだと思います。


【入門機におススメ!でもあなどれない!:DENON SC-M41】

  • W145×H238×D234 3.6kg
  • 2Wayバスレフ(25mmソフトドームTW、120mmコーンWF)
  • 83dB/W/m,6Ω
  • メーカー希望小売価格:¥17,800(Pair,税別)

前のONKYOさんよりも更に購入しやすい価格帯。本機は後面ダクトで奥行きもあり、デスクトップの設置には多少苦労するかも(?)。ただ幅・高さはELAC BS72と同程度でコンパクト。筐体は木調シート貼りで高級感はあまり無いですが、この価格なので全然OK。
音質としては低域から高域までバランスはよい印象。特に低域については超低域は別として、かなり豊かです。ちょっと聞き、低域のパワー管としてはBS72にほとんど引けを取りません。多少ダンピングのゆるさを感じる場面もありますが、付属のダクト用スポンジで調整可能とのこと。中高域はBS72よりも前に出てくる傾向で実体感もしっかりあります。高域の抜けも良くJAZZやPOPS系も十分楽しめます。

特徴的な響きや色などはあまりありません。オールマイティーで色々なジャンルを聞く方にオススメ!入門機として価格帯からしても十分にお勧めできるスピーカーです。


【オールマイティな英国の雄:Q Acoustics 2010i】

  • W150xH234.5xD203 3.5kg
  • 2Wayバスレフ(25mmドームTW,100mmコーンWF)
  • 86dB/W/m,6Ω
  • 実売価格:¥30,000~35,000程度(Pair,税込み)

英国スピーカーメーカー「Q Acoustics社」。日本ではあまり知られていませんが、今回ご紹介する「2010i」は以前、有名英国オーディオ専門誌で2年連続ベストバイになった機種。当社でも当時注目して輸入商社ESFさんにお邪魔した経験があります。その時手に入れた2010iは友人宅に。その上位機種Concept20が社内にあったのでチェックしました。
とにかく広帯域再生でバランス感に優れています。友人宅にもお邪魔し、2010iも再度確認しましたが、特に2010iはこのサイズではDALI PICOやELAC BS72などと同等以上の低域の量感です。中高音もしっかり伸びていて流石にベストバイと思わせます。音楽のジャンルは選ばないけれど、どちらかと言うとクラシックかな(少しスピード感に欠ける?)といった感じです。特徴は良い意味で”無い”。つまり無色透明で色付けのないスピーカーといった印象。

最近のしっかりとした作りの欧州系小型スピーカーはどれも甲乙つけがたい優等生で、逆に言えば強い主張が無い印象です。また、2010iはケーブル処理が下部にあって(写真)接続も綺麗にできます。何れにしてもこの価格でこのサイズなら超お薦めです。


【自然な低域と定位感に優れた驚きのBGMスピーカー:Solution LABO R SLRシリーズ】

  • W155×H220×D195 3.0kg
  • フルレンジSLR方式BOX (80mmフルレンジ(DIYaudio:SA/F80AMG))
  • 85dB/W/m,8Ω
  • メーカー希望小売価格:不明(Pair,税別)

富山県にある『AUDIO STATION RED ZONE』という会社はカーオーディオのインストーラーさんですが、オリジナルスピーカーを販売されています。このスピーカーは「SLR方式BOX」という特許取得の筐体を使い、小型スピーカーでは不足がちな低域を無理なく自然に補強できるとのこと。HPにはこんな記載があります(内部に別のスピーカーを必要とせず、主たるスピーカーの背圧を有効利用して内部の平面振動板を駆動…バスレフ・ポートから最適な音域を放出する事で、低音補強、中高域に厚みが加わる”アシスト効果”と微細な信号を音として抽出できます…)。正直、フルレンジ一発の仕様のため多少侮っていましたが脱帽です。フルレンジ一発とは思えない広帯域再生。とても軽く自然な低域がかなり下まで伸び、8センチフルレンジが得意とする中高域のバランス感、定位感が素晴らしく、どんなジャンルでも気持ち良く長時間楽しめます。

写真のモデルは、この会社のHPにはないようですが、問い合わせれば色々と紹介してくれます。一度確認する価値のある究極のBGM向き、驚きのスピーカーです。

以上、前後編で8機種をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?みなさんのスピーカー選択の検討の参考になれば幸いです。次回は、自社で企画開発したスピーカーについて、過去に販売したものから、現在企画進行中の製品について、そのコンセプトも含めてご紹介したいとおもっております。


【今回のサマリー】

・電子ピアノ用ヘッドホンのOEM受託、楽器演奏に最適化したヘッドホンを開発

・SW-HPシリーズ初のセミオープン型のSW-HP100、HP300を開発


【電子ピアノ用ヘッドホンの開発】

先に挙げた『SW-HP11』をはじめ、当社はありがたいことに、これまで様々な企業様からのOEM製造のご用命をいただいてきました。そんな中で新たに島村楽器様よりご依頼いただいたのが電子ピアノ用ヘッドホンの開発でした。様々な楽器を取り扱う島村楽器様では、ギター練習用、ベース・ドラム練習用など、特定の楽器に特化したヘッドホンを企画・販売されています。その中の新たなラインナップとして、電子ピアノ用ヘッドホンの開発を検討されていました。当社ヘッドホン開発担当者自身もプライベートでは楽器演奏を趣味としていることもあり、当社にとっても大変興味深くやりがいのあるご依頼でした。楽器販売のプロである島村楽器様からのご要望は『ピアノの繊細なタッチや音の強弱、アタックなどをしっかりと再現できること。長時間使用しても疲れにくいこと。長く使用できるよう耐久性に優れていること』でした。 これらのご要望を満たすために開発するヘッドホンは、密閉型よりも空気感や臨場感を得ることができ、圧迫感が少なく疲れにくいセミオープン型を採用することになりました。

電子ピアノは、自宅での練習用として使用されている方も多く、本番でアコースティックピアノを演奏する時と練習との聴こえ方に、ギャップがないことが理想です。その為、練習時に使用するヘッドホンでは、可能な限りピアノ本来の音を再現することが求められていました。そこで、当社エンジニアが会社に電子ピアノを持ち込みサウンドチューニングを行って、試作機を評価していただく形で開発を進めました。島村楽器様はピアノ教室も運営されており、講師の方にも試作機に対する評価やアドバイスをいただけたことは、当社にとって非常に大きな知見となりました。

一方、これまで業務用ヘッドセットやプロユースヘッドホン開発で当社が培ったノウハウは、疲れにくく、耐久性に優れたヘッドホンの開発であり、これは、そのまま生かすことができました。実際に、完成した製品に使用している筐体素材等は、当社オリジナルヘッドホンと共通のナイロン樹脂となっています。また、イヤーパッドも従来の左右非対称デザインはそのままで、生地にベロアを採用することで、音質面や装着感においてご要求に近付くことができました。

こうして2019年2月に島村楽器様オリジナル商品として電子ピアノ用ヘッドホン『EMUL SSW-HP200』が発売されました。

【セミオープン型ヘッドホンを新たに展開】

島村楽器様の『SSW-HP200』では、電子ピアノでの練習に特化したヘッドホンとして、セミオープン型ヘッドホンを開発しましたが、これまで当社が開発してきたヘッドホンは、ほとんどが密閉型で、この開発でセミオープン型には密閉型では得られなかった独特の「響き」があることに気付かされました。これをうまく表現することで従来のSW-HPシリーズには無い、新たな音作りができるのではないか、このような思いからSOUND WARRIORとしての、セミオープン型ヘッドホン開発がスタートしました。

まず、従来の密閉型に使用していたドライバーユニットではなく、セミオープン型に合うドライバーユニットを選定することから始めることにしました。
当社の密閉型ヘッドホンでは基本的な設計は共通としながら、音の方向性が異なるモニター用途『SW-HP10』と音楽鑑賞用『SW-HP20』と2種類を用意しています。実際に両機種をお試しいただいたお客様にどちらが好みかアンケートをとると、どちらの機種に偏ることもなく、音の好みによってほぼ半々に分かれるという結果を得ていました。そこで、セミオープン型ヘッドホンでも想定する用途や音質の異なるいくつかのモデルを開発することにし、誕生したのが現在販売している『SW-HP100』『SW-HP300』です。それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。

【SW-HP100】

コンセプトは『寝転がって気軽に音楽を楽しめるヘッドホン』このコンセプトにしたがってイヤーパッドには、装着した時に軽さを感じられる生地を新採用。
・ボーカル域の明瞭度・透明感の高さを重視した音作りとし必要十分な低音域を確保しながら、中高音域のクリアさ、明瞭度の高さを表現する為にドライバーユニットを選定。
・音楽鑑賞用としてだけでなく、長時間にわたるミックスなどの編集作業用、楽器練習用としてもオススメできる製品です。

【SW-HP300】

コンセプトは『時間を忘れて音楽に没頭できるヘッドホン』これを実現する為には音質面はもちろん、長時間快適に装着できることも不可欠だと考え、イヤーパッドの生地には耳への密着度を高めるウェットな生地を採用。これにより長時間使用しても耳が痛くなりにくくなりました。
・先行して開発したSW-HP100の上位機種と位置付けて開発。SW-HP100よりも豊かな低音域、空気感のある高音域、安定した定位感を実現。
・ボーカルだけでなく楽器を含めて重厚感のある音作りとしました。

このようにデザインや筐体素材は共通としながらも、異なるコンセプトを掲げそれに沿った音作りを施した2機種をセミオープン型ヘッドホンとして展開しています。当社直販ショップで展開しているレンタルサービスでは『SW-HP100&HP300』をご自宅で比較試聴ができる『SW-HP100&HP300,聴き比べセット』もご用意しておりますので、ご興味がある方は是非ご利用いただければと思います。


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6月12日(金)は、弊社年間カレンダーで予定休業日となります。
上田本社工場、及び東京営業所共に休業とさせていただきます。
また、出荷につきましてもお休みとさせていただきます。
お客様には大変ご不便をおかけいたしますのが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

尚、メールでのお問合せにつきましても、6月15日(月)の対応となります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

6月1日より東京営業所の運営を再開いたしました。

新型コロナウイルス感染予防のために行っておりました当社東京営業所の自宅勤務(テレワーク)措置等について、予定どおり6月1日から東京事務所の運営を再開いたしました。
尚、未だ感染の恐れがあることから下記の措置をとっております。ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

時差出勤対応(業務時間:10:00am~5:00pm)
交代制によるテレワーク対応(事務所業務は業務時間内で継続的に行っています)

尚、本社工場(長野県上田市)は今まで通りの通常業務時間にて運営しておりますので、緊急の場合は本社工場までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

これにて東京営業所もなんとか出社による業務をはじめることができました。改めて全社員が力を合わせ業務に邁進する所存でおります。
これまで以上にご愛顧賜りますことをお願い申し上げます。


【今回のサマリー】

・DAC後継機・SWD-DA20の必然性
・ヘッドホンアンプへのこだわり、SWD-HA10の誕生
・音のグレードアップを可能にする、クロックジェネレーター・パワー・サプライをラインナップ


【SWD-DA20の必然性】

2014年にUSB DAC/SWD-DA10CDトランスポート/SWD-CT10パワーアンプ/SWD-TA10の3機種で発売したSWDシリーズ。それ以降もハイレゾ音源は徐々に入手できる楽曲数が増えていき、それに対応したDACを始め、イヤホン・ヘッドホン、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)等の機器も数多くリリースされました。また、楽曲の数が増えるだけでなく、音源のサンプリングレートもPCM 192kHzや384kHz、DSD 5.6MHz、中には11.2MHzといった音源も配信されるようになりました。

発売した2014年当時、入手可能なハイレゾ音源はほぼ対応できていたSWD-DA10でしたが、配信される音楽ファイルの高音質化に対応していく為にさらなる進化が必要となります。こうした経緯からSWD-DA10の後継機として、SWD-DA20の開発がスタートしました。

SWD-DA20

【遊べて愉しめるDACをご提案】

前記したようにハイサンプリングレート化するハイレゾ音源の再生に漏れなく対応することは当然として、SWD-DA20では「遊べて愉しめる」機能の追加がアイデアとして上がってきました。それがSWD-DA20で実現した「アップサンプリング及びフォーマット変換機能」です。SWD-DA10は、入力された音源の周波数(サンプリングレート)を自動的にアップコンバートして出力する、という機能を持っていました。(詳細は第2回「SWD10 シリーズへの思い(前編)」をご参照ください)

この機能を更に進化させ、使われる方がお好きなようにアップサンプリングができ、更にPCM⇔DSDのフォーマット相互変換機能も新たに実現することにしました。例えばDA20に入力されたPCM音源ファイルをDSDフォーマットに変換して出力する、といった事が可能です。これによって例えばCD音源(PCM 44.1kHz/16bit)をDSD5.6MHzに変換してお楽しみいただくことも可能になります。

とはいえ、単にデータとして変換されるだけでは機能として面白くありません。当然、再生音も変化しなければ愉しめるオーディオとは言えないからです。中でも特にDSDファイルならではのアナログ音源のような滑らかな音質を表現できることが重要だと考えました。

SWD-DA20

これが思った以上に大変なことでした。結果として、当初採用を予定していたDAC IC(チップ)を一から見直すことにしました。想定していた機能としては問題なく実現できましたが、最も重視していたアップサンプリング、フォーマット変換時の音質面で思ったような変化が得られなかったことが理由です。DAC ICを変更するとなると設計の見直しも必要となるので、これは私たちにとっては大きな決断でした。それでもSWD-DA20を発売する上で妥協すべきではないと考え、再度DAC ICの選定を行いました。

その後、検証を重ねESS社製「ES9018K2M」が私たちの要求を見事に満たしてくれたことで、このSRC機能を実現することができました。特にジャズやクラシックといったジャンルを聴かれる際には、DSD変換機能を是非お試しください。アナログ音源のような、自然で滑らかな表現をお楽しみいただけるかと思います。

【ヘッドホンアンプへのこだわり】

SWDシリーズはデスクトップで楽しむことを想定して企画されていることもあり、スピーカーはもちろんヘッドホンでも楽しめるように、SWD-DA10(USB D/Aコンバーター)やSWD-TA10(パワーアンプ)にヘッドホン端子を備えています。これらの機種を使えばヘッドホンでも高品位な音を楽しんでいただけるのですが、ヘッドホンメーカーでもある当社としては、独立したヘッドホンアンプを作りたいという思いがありました。

ちょうどこの頃にはSW-HP10をベースに音楽鑑賞用ヘッドホンとしてSW-HP20を開発を始めた時期でもあったので、この2機種を並行して開発を進めることにしました。ヘッドホンアンプを単独で設計する利点は、(SWDシリーズのコンパクトなサイズとはいえ)筐体内のスペースをすべてヘッドホンアンプ機能に特化した設計ができることにあります。SWD-TA10で好評だったプリ段に真空管、パワー段にD級アンプというハイブリッド構成を継承しつつ、XLR 3ピンとΦ6.3mm標準という2つのヘッドホン出力端子を用意することにしました。これによりバランス接続・アンバランス接続の両方に対応できます。ちなみに、リファレンスヘッドホンには同じく開発中だったSW-HP20や当社ヘッドホンの基準であるSW-HP10はもちろん、ゼンハイザー社HD650なども使用しました。

SWD-HA10

また、既存のSWDシリーズに組み込むことを想定して、パラレル出力も加えています。これは、SWDシリーズの中心であるD/Aコンバーター(SWD-DA10/DA20)にアナログ出力が1系統しかなかった為、スピーカーを鳴らすためのパワーアンプ(SWD-TA10など)とヘッドホンアンプ(SWD-HA10)を使い分けたい場合に、その都度接続し直す手間を省くためのものでした。SWD-DA10/DA20(アナログ出力)⇒SWD-HA10(アナログ入力)を接続し、HA10のパラレル出力をパワーアンプのアナログ入力端子と接続することで、気軽にスピーカーとヘッドホンを使い分けることが可能になりました。

SWD-HA10

こうして単品のヘッドホンアンプとしても、真空管バッファを通った暖かくやわらかみのある音をお楽しみいただけるヘッドホンアンプとしてSWD-HA10を作り上げました。

【ワンランク上のオーディオシステムへアップグレード】

ここまでご紹介したSWDシリーズの製品は、D/Aコンバーターを中心にオーディオシステムとして欠かせない製品群でした。これらを組み合わせることで、コンパクトサイズでありながら、十分に品位の高い音を楽しめるオーディオシステムが完成します。

SWD-CL10

しかし、本シリーズでは更にワンランク上の音作りを楽しんでいただけるように、クロックジェネレーターやパワー・サプライといった製品の展開を計画しました。SWDシリーズの価格帯でこれだけの拡張性を持たせられれば、面白いラインナップになるのではと考えたのです。このような考えからクロックジェネレーター(SWL-CL10/CL10OCX)パワー・サプライ(SWD-PS10)は、SWDシリーズの構想段階からラインナップとして企画されていました。

SWD-PS10

とはいえこれらの製品は音楽を再生する上で必要不可欠なものではないので、どれほど需要があるのか企画段階では半信半疑な部分もあったのも事実です。ただ、試作機が完成し社内で試聴してみると改めて、間違いなくこれらの製品がSWDシリーズの音質をワンランク上にアップグレードに繋がる、と自信を持つことができました。

その後、当社が出展していたイベントで参考出品をしてお客様に試聴していただくと、ありがたいことに試作機で構わないからこの場で販売してほしいとまで仰っていただくお客様もいらっしゃいました。もちろんその場で試作機をお売りするわけにもいかず発売まで随分とお待たせしてしまいましたが、多くのお客様からポジティブな反応をいただきました。

これはオーディオ機器全般に言えることかもしれませんが、特にクロックジェネレーターやパワー・サプライといった製品は言葉で理屈は説明できても、その効果をお伝えすることが非常に難しい製品です。
また、ご実感いただける効果に個人差があることも事実です。そこで、実際にお試しいただいた上でお買い求めいただける仕組みをご用意しなければ、と考えた私たちは、SOUND WARRIOR製品をご自宅でお試しいただけるレンタルサービスを新たに開始しました。

当社直販ショップである「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店」では、クロックジェネレーター(SWD-CL10OCX)やヘッドホン、SWLシリーズに加えてパワー・サプライ(SWD-PS10)も2020年5月よりレンタル商品に追加されていますので、是非ご利用ください。


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SOUND WARRIORでは、当社(城下工業株式会社)直販ショップ「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店()」で展開中のSOUND WARRIORレンタルサービスに、2020年5月15日(金)より『パワー・サプライ/SWD-PS10』と『セミオープン型ヘッドホン聴き比べセット』を新たに追加し、受付を開始します。

■対象品(5月15日追加分)
・パワー・サプライ(SWD-PS10):2,500円(税込)
・セミオープン型ヘッドホン聴き比べセット(SW-HP100&SW-HP300):2,000円(税込)
※7泊8日(送料無料)

■SWレンタルセット一覧ページURL
https://store.shopping.yahoo.co.jp/shiroshita/swa5eca5f3.html

■レンタルご利用特典について
ご利用特典として、レンタルでお試しいただいた商品を通常販売価格から20%引となるスペシャルクーポンをプレゼント中です。
※「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店のみでご利用いただけるクーポンです。

この機会に、是非ご自宅でお試しください!


【今回のサマリー】

SW-HP10をベースに、様々なモデルを開発
・音楽鑑賞用ヘッドホンSW-HP20の誕生


【SW-HP10をベースに様々なモデルを開発】

前回ご紹介した、当社オリジナルヘッドホンとしてSW-HP10を発売したことがきっかけとなり、このモデルをベースとした様々な商品が開発されていきます。そのひとつが、イヤホン・ヘッドホン専門店であるeイヤホン様のお声がけで、marimoRECORDS様に音決めのアドバイザーをお願いして開発した「SW-HP11」です。

もともとSW-HP10を数多く販売していただいていたeイヤホン様からは、販売店ならではの目線でご意見をいただき、また様々な映像・音楽制作のプロフェッショナルであるmarimoRECORDS様からは、プロの現場の使い手としてアドバイスをいただく形で開発が進められました。SW-HP10の基本的な設計はそのままに、従来のモニターヘッドホンでは出せなかった低音域を実現すること、全帯域において同じだけの分解能を持たせたいといった設計思想に沿って、開発は進められました。

楽曲製作のプロであるmarimoRECORDS様から、現場の使い手目線で的確なアドバイスをいただけたことも、私達にとって大変心強いことでした。更に、ケーブルを変えることでお好みの音を追求できるようにとMMCX端子を採用しリケーブルに対応しました。これは、様々なケーブルも取り扱われていて、ユーザー様の間でリケーブルへの熱が高まっていることを販売現場で感じられているeイヤホン様の強い要望によるものでした。このようにして2013年12月に発売されたSW-HP11は、「製造」、「販売」、「現場」が一緒になって作り上げたユーザー志向のモニターヘッドホンとして、おかげさまで大変ご好評をいただく商品になりました。

このSW-HP11の発売後には、eイヤホン様店頭で当社技術担当者が講師となり実際にお客様ご自身でSW-HP11の組み立てや音のチューニングを行っていただくイベントを企画・開催しました。

このイベントは単にヘッドホンを組み立てるだけではなく、音のバランスの調整方法(チューニング方法)をお伝えして、実際に組み立てたヘッドホンをお持ち帰りいただいてからも、ご自身で音のチューニングをしていただけるよう準備していました。既製品では難しい音のチューニングを、ご自身で試行錯誤しながら行っていただくことで、好みの音に近付けていく楽しみ方をお伝えしたい、という思いで企画したものでした。

もともと企業様からのOEM受注が中心で音作りについてもご要望に合わせて行ってきた当社にとって、実際にユーザー様のご意見や反応を直に聞かせていただけたことは大変貴重な経験となりました。

【音楽鑑賞用ヘッドホンSW-HP20の誕生】

このSW-HP11の開発を経て、私達は“音楽鑑賞用”としてお楽しみいただけるヘッドホンの開発をスタートしました。SW-HP10もモニタリング用途とはいえ音楽鑑賞用として使っていただけるようなカスタマイズを施していましたが、改めて私たちなりの音楽鑑賞に特化したヘッドホンを作ってみよう、という思いから企画が始まりました。ハイレゾ音源の配信が増えることによって、ヘッドホンにもより幅広い音域での再生が求められたことも背景にありました。

多くのモニターヘッドホンと同様に、当社のSW-HP10も周波数特性は20Hz~20kHzとなっています。その為、従来よりも幅広い音域の再生に対応するドライバーユニットを採用する必要がありました。(SW-HP20では、10Hz~35kHzの再生が可能なユニットを採用) 音作りは、SW-HP10の解像度の高さを出来る限り維持しながら、より豊かで伸びやかな低域~高域を追求しました。よく音場等と表現されますが、音の広がり・奥行といった要素もSW-HP20の開発で重視した点でした。

また、SW Desktop-Audioシリーズのヘッドホンアンプ/SWD-HA10も並行して開発していたこともあり、SW-HP20との組み合わせでバランス接続も楽しめる仕様にしたいと考えました。その為、SW-HP20もリケーブルに対応し、使っていただく方がお好みによってケーブルを使い分けられるようになっています。これに伴い、接続コードもXLRバランス接続コード、Φ6.3mm標準プラグ接続コードの2種類を付属品として用意して販売を開始しました。(現在は、Φ3.5mmステレオミニプラグ接続コードが付属、バランス型XLR接続コード/SWA-HP20-XLRはオプション品として販売中)

こうしてSW-HP20はプロユースのモニターヘッドホンとして開発したSW-HP10をベースに、音楽鑑賞を存分に楽しめるヘッドホンとして作り上げました。これによって耐久性に優れ、長時間の使用でも疲れにくいという当社がこれまでプロユース製品で培った機構面での特徴はそのままに、モニター用途(HP10)、音楽鑑賞用途(HP20)からお好みで選んでいただけるラインナップが完成しました。これまではレコーディングスタジオ等、プロの現場からの要求を参考にしてきた当社でしたが、初めて一般のお客様向けとして企画・開発したオリジナルヘッドホンがSW-HP20です。

第4回へ続く・・


ShiroshitaDirectでSWD-HA10の価格をチェック!

ShiroshitaDirectでSW-HP20の価格をチェック!

ShiroshitaDirectでSW-HP20,HP10sの聴き比べレンタルをチェック!

SOUND WARRIORでは、当社(城下工業株式会社)直販ショップ「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店()」で展開中のSOUND WARRIORレンタルサービスに、Living Audioシリーズを新たに追加し、2020年4月30日(木)より受付を開始します。城下工業のLiving Audioは真空管のもつ優しくて深い音質を普段使いのリラックスしたリビングやダイニングでの食事や会話の妨げにならず、さり気なく、心地よく音楽をお楽しみいただけ、設置場所を選ばないコンパクトなオーディオシステムです。

昨今の新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為、外出を自粛されるなどお客様が店舗でご試聴いただくことが難しくなっている状況をふまえ、ご自宅でSOUND WARRIOR製品をじっくりとお試しいただけるよう今後もレンタル対象品の拡充を図ってまいります。

■対象品(4月30日追加分)
・真空管アンプ&スピーカーセット(SWL-A1SET1):4000円(税込み)
・リビングオーディオシステム(SWL-A1SET2):4500円(税込み)
※7泊8日(送料無料)

■SWレンタルセット一覧ページURL
https://store.shopping.yahoo.co.jp/shiroshita/swa5eca5f3.html

■レンタルご利用特典について
ご利用特典として、レンタルでお試しいただいた商品を通常販売価格から20%引となるスペシャルクーポンをプレゼント中です。
※「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店のみでご利用いただけるクーポンです。

この機会に、是非ご自宅でお試しください!

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