SOUND WARRIORでは、当社(城下工業株式会社)直販ショップ「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店()」で展開中のSOUND WARRIORレンタルサービスに、Living Audioシリーズを新たに追加し、2020年4月30日(木)より受付を開始します。城下工業のLiving Audioは真空管のもつ優しくて深い音質を普段使いのリラックスしたリビングやダイニングでの食事や会話の妨げにならず、さり気なく、心地よく音楽をお楽しみいただけ、設置場所を選ばないコンパクトなオーディオシステムです。

昨今の新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為、外出を自粛されるなどお客様が店舗でご試聴いただくことが難しくなっている状況をふまえ、ご自宅でSOUND WARRIOR製品をじっくりとお試しいただけるよう今後もレンタル対象品の拡充を図ってまいります。

■対象品(4月30日追加分)
・真空管アンプ&スピーカーセット(SWL-A1SET1):4000円(税込み)
・リビングオーディオシステム(SWL-A1SET2):4500円(税込み)
※7泊8日(送料無料)

■SWレンタルセット一覧ページURL
https://store.shopping.yahoo.co.jp/shiroshita/swa5eca5f3.html

■レンタルご利用特典について
ご利用特典として、レンタルでお試しいただいた商品を通常販売価格から20%引となるスペシャルクーポンをプレゼント中です。
※「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店のみでご利用いただけるクーポンです。

この機会に、是非ご自宅でお試しください!

【はじめに】

以前、質の高い小型オーディオシステム(デスクトップ・オーディオ・システム)を構築したい方の一助となればと『小型でもハイレゾ音源を繊細に表現でき、当社SWDシリーズにジャストフィットな他社製スピーカーをご紹介する!』といったコーナーをFacebookに掲載していました。Facebookでは過去の記事をさかのぼって読むのが面倒なことも含め、今回、2,3年前の情報ですが少し手を加え特集記事としてまとめました。今回は前半の4機種をまとめた前編です。

【スピーカーの選定条件】

・一般のステレオ型スピーカー(パワードではないもの)
・サイズはデスクトップに置くことを想定!(PCサイドのイメージ)
・横幅は、150mm程度まで ~ SWDサイズに合わせました
・奥行は、200mm程度まで ~ 机上にはこれが限界ではないか
・高さの制限は無いものの、300mm程度までが実用的
・能率:82dB/W/m以上 ~ 当社SWD-TA10の出力を想定したスペック
・音質:ハイレゾを繊細に表現でき音楽が楽しめる!(感覚的ですが…)

この条件に上げたスピーカーはかなり小さく見えます。そんなサイズ感でしっかりとした音作りのスピーカーはそう多くはありません。当然、カタログスペックだけではなく、実機を同条件で設置して真面目に(笑)比較試聴してみました。機種選定や試聴の感想などは好みの要素も強く、あくまで独断と偏見で行っていることをご理解ください。

ご意見、ご要望などございましたら遠慮なくお問い合わせからお送りください!


【小型スピーカーの超優等生:ELAC BS72】

・W140xH230xD160 3.2kg
・2Wayバスレフ(25mmシルクドームTW、116mmコーンWF)
・能率:86dB/W/m,インピーダンス:4Ω
・メーカー希望小売価格:¥65,000(Pair,税別)
・生産終了

元々このモデルは5.1chシステムのサラウンドバック用として開発されたらしいのですが、この低域はサイズからは想像できない程自然で深く、更に中高音の厚みや繊細さはメイン楽器やボーカルをリアルに表現してくれます。どんなジャンルでもこなす「優等生」という表現がぴったりなスピーカーです。SWD-DA20が織りなすハイレゾの繊細な変化や微妙なニュアンスまでも十分に表現してくれる、今どきのスピーカーの技術力を見せつけるスピーカーと言っていいと思います。

ただ、とてもまじめな音作りのためか、個性というか大きな特徴はあまり見当たらないという表現もできますが、とにかく音をじっくり聞くには断然お勧めのスピーカーです。今回、この機種をリファレンスにして、他機種と比較試聴したいと思います。


【オールマイティで側に置いておきたいヤツ:ALR/JORDAN Entry Si 】

・W130xH215xD190,2.7kg
・2Wayバスレフ(25mmソフトドームTW、115mmメタルコーンWF)
・インピーダンス:8Ω
・メーカー希望小売価格:¥54,000(Pair,税別)
・生産終了

第1弾のELAC BS72よりも小型(手の平に乗るほどの小ささです!)の割に、低域から高域までとても良いバランス感で鳴ります。若干能率は落ちますが許容範囲内です。正直、価格の割に外観は多少チープに見えますが、音は一級品。メイン楽器(ピアノ、バイオリン等)やボーカルの鳴り方に独特の明るい響きがあり、時にうっとりとさせられます。フルオーケストラも小さくまとまらず、それなりにスケール感を持って鳴ってくれます。

JAZZやRockでは躍動感や押し出しがあり、飽きさせずにずっと聞いていたくなります。オールマイティでゆっくりじっくり音楽を楽しみたい人にはぴったりなスピーカーではないでしょうか!このサイズでなんで?っと驚くこと間違いなしの、そばに置いておきたいスピーカーです。


【小型スピーカーの優等生第二弾:DALI ZENSOR PICO】

・W141×H231×D195 3.1kg
・2Wayバスレフ(24mmソフトドームTW、130mmウッドファイバーコーンWF)
・84dB/W/m,6Ω
・メーカー希望小売価格:¥38,000(Pair,税別)
・生産終了

DALI ZENSORシリーズPICOです。BS72との比較ではほんの少し能率が落ち、サイズはほとんど同じ。そのまま対抗機種といった感じですが、価格はだいぶ抑えられています。最近のDALIは低価格モデルに力を入れていて、以前よりも普通の人(変な表現?)を狙っているのでしょうか。今時の音づくりというべきかDALIらしくない(?)というべきか、高域から低域までサイズの割に素晴らしいバランス感。低域は十分出ていますがモワッとせずタイトな音づくり。高域から中域にかけては明瞭度が高く、ここで少しだけDALIらしい艶っぽさも出ています。

ニアフィールドならオールマイティに使えると思いますが、SWD-TA10の真空管との相性なのか、女性ボーカルが特に艶っぽく気持ち良いです。また、ハイレゾのサンプリングレートの変化やDSDとの違いなども十に分表現してくれる、この価格でこれかあ!というとても優秀な一品です。


【銘機の誉高い、オーケストラならこれ!:DALI Royal Menuet2 】

・W156×H258×D185mm,4kg
・2Wayバスレフ(19mmドームTW、110mmコーンWF)
・インピーダンス:4Ω
・メーカー希望小売価格:¥150,000(Pair,税別)
・生産中止:2000年発売

4台目にして自分で決めた条件を少々逸脱しました。横幅が少しだけ大きくハイレゾ的な表現は疑問符が付きますし、発売から20年も経っているけれど、前回のDALIの超小型PICOをご紹介したので、どうしてもこの機種だけは紹介させてください。このサイズからは想像できない実体感のある低域の量感と体を包み込むようなまろやかで深い響き!デスクトップでフルオーケストラが雄大に鳴るなんて… SWD-TA10内臓の真空管が上手く機能しているのか、時々弦の繊細な響きなども醸し出します。ただ、ロックやJAZZではアタック感が足りず、ドバッと広がっちゃう感じになって、ジャンルによっては苦手もあります!?これは致し方ないです。

正直、ハイレゾ時代のスピーカーではないですが、ここまで自己主張・コンセプトが明確なスピーカーに大拍手。以前のDALIはこうだったんです。好きな人にはたまらないスピーカーだと思います。もう手に入りづらいですが間違いなく銘機です。

後編につづく>

SOUND WARRIORは、業務用として放送局・教育現場などで展開しているヘッドセットシリーズを、2020年4月18日(土)より順次、期間限定で販売開始いたします。

新型コロナウイルス感染症によるテレワーク/リモートワーク支援のため、当社の業務用機種を一般の方がより使いやすいようリデザインしました。期間限定で2020年5月31日まで、お買い求めしやすいよう定価より50%OFFで販売をします。(キャンペーンは在庫が終わり次第終了しますので、予めご了承ください。)

■対象機種
SW-H1   軽量片耳ヘッドセット (4/18(土) 販売開始)
SW-NS1 首掛けネックセットマイク (4/25(土) 販売開始)
SW-TR1 密閉型片耳ヘッドセット (4/18(土) 販売開始)
SW-TR2 密閉型両耳ヘッドセット (4/18(土) 販売開始)

■ご購入先 (※各機種、発売日に商品がアップされます。掲載まで少々お待ちください。)
Amazon :
・SW-H1  https://www.amazon.co.jp/dp/B07V7VN3B6
・SW-NS1 https://www.amazon.co.jp/dp/B0871XGKGC
・SW-TR1 https://www.amazon.co.jp/dp/B07Z1S8RZM
・SW-TR2 https://www.amazon.co.jp/dp/B0871Z1GTS
楽天市場 : https://item.rakuten.co.jp/shiroshita-direct/c/0000000135/
Yahoo!ショッピング : https://store.shopping.yahoo.co.jp/shiroshita/a5eaa5e2a1.html
D-net ストア : http://www.devicenet.jp/shopbrand/ct59/

■カスタマイズ
法人様向けのセミ/フルカスタマイズのご要望にも対応可能です。少量生産の対応でも承りますので、お気軽にお問い合わせください。導入に向けて担当者よりご連絡させていただきます。
URL: https://soundwarrior.jp/products/oem-odm/

今までにもオンライン会議などで、相手の声が聴きづらいというご経験があるかもしれません。通信品質も原因の一つとしては挙げられますが、『音』ももしかしたら原因の一つかもしれません。
音の入り口としてのマイク、出口としてのスピーカー。それぞれを見直すことで、より効率的で生産的なリモートワークを実現できるのではと考えております。「リモートワークのために、せっかくオンライン会議を導入したのに」というストレス緩和のためのお役に立てればと考えております。ぜひ、SOUND WARRIORのヘッドセットシリーズをご利用ください。


【今回のサマリー】

・一般的なCDプレーヤーでなく、あえてCDトランスポートとして造るこだわり
・外部クロック入力を装備した理由
・ただのD級デジタルアンプではなく、真空管アンププリアンプと組み合わせた理由


【CDトランスポート:SWD-CT10】

CDプレーヤー自体、数千円ほどで手軽に入手できる機器となっていますが、きちんと作り込みをすることで、同じCDの再生でもその音質には驚くほどの違いが現れます。ハイエンドクラスのCD プレーヤーは CD に埋め込まれ た情報を余すところなく拾い上げ、その情報を質の高いアナログ信号に変換するというプロセスを行っています。 であれば、私たちの SWDシリーズには『SWD-DA10』という質の高いDACがあるのだから、アナログ信号への変換はDA10 に任せて、CD に埋め込まれた情報を余すところなく拾い上げて、デジタル信号のままDA10に受け渡してあげればいい。そんな理由から私たちは CDトランスポートとして製品化することを決めました。それを実現する為に私たちは、安定した回転数を得られる日本メーカー製CDメカを採用することを決定しました。コストは高くなりますが、音質にかかわる以上、これは妥協できない部分でした。これによって CT10 の光または同軸出力からCDの持つデータを安定的かつ高精度に出力することが可能になります。狙い通り、その恩恵は再生される音に明確な違いをもって現れました。

また単にCDの持つデータを、そのままDACへ受け渡すだけでは面白みに欠けると感じ、アップサンプリング機能を搭載することを決めました。これによって、CD 本来のサンプリングレート(44.1kHz/16bit)よりも、更に高密度な音源データとして出力することができます。具体的には、CD音源そのまま(44.1kHz)での再生はもちろん、お好みによって48kHz~最大192kHzまでアップサンプリング(アップコンバート)することができ、いわば『CD のハイレゾ化』を可能にする機能と言えます。必ずしも『アップサンプリングする=高音質』とは言えませんが、使われる方に音の変化を楽しむことをご提案したいという思いから、この機能を盛り込むことにしました。こうして【SWD-CT10】の基本的な仕様は固まりましたが、もう一つ、私たちは更に音質をアップグレードできる要素を追加することにしました。それが【SWD-CT10、SWD-DA10】の両機種に備えられている外部クロック入力端子です。これによりCD再生を、もう一つ上のクオリティでお楽しみいただける『外部クロック同期』をSWDシリーズで実現しようと考えました。外部クロック入力端子を持った商品は企画した当時、ミドル~ハイエンドクラス(売価10万円以上)がほとんどでしたからこそ、SWD シリーズの価格帯で実現することに価値があると考えたのです。聴き慣れているはずのCDコレクションを改めて聴き直してみたくなる。 そんな商品を作りたいという思いを込めて【SWD-CT10】は開発されました。

【真空管バッファ付D級パワーアンプ:SWD-TA10】

【SWD-TA10】には、真空管(12AU7)が使われています。当社では、SW-T10を始めとして真空管アンプの開発・発売してきたこともあり、ありがたいことに SOUND WARRIORを真空管アンプのブランドとして認知いただいているお客様もいらっしゃいます。 しかしTA10の開発においては、企画当初、真空管を使うことを決めてなく、SWDシリーズのパワーアンプとしてふさわしい、シンプルなデジタルアンプ(D級アンプ)を想定していました。(写真下:SW-T10)

SWDシリーズを使用する環境として想定した『デスクトップ』という限られたスペースでは、設置できるスピーカーも自ずと小さなサイズになります。また、ご近所やご家族への配慮から、ボリュームは控えめにして楽しまれることが多いのではと想像しました。その上で本シリーズはCDジャケット程の小さな筐体サイズを採用していましたので、前提として、その中に収めたうえで必要にして十分な音量を実現すること、を目標としました。

省スペースで、十分なパワーを得るためにD級アンプ(デジタルアンプ)を採用すれば、デスクトップでスピーカーを鳴らすには十分な音量を確保することができます。このまま商品化しても全く問題ありませんでしたが、真空管アンプにこだわりを持ってきた当社としては、やはりデジタルアンプだけではどうしても表現できない、真空管ならではの暖かく芳醇な音を本シリーズでも表現したいと考えるようになりました。 このような経緯で、パワー段にD級アンプを、プリ段には真空管(12AU7)を採用したハイブリッドアンプとする【SWD-TA10】のコンセプトが決まりました。また、PC 周辺に設置することを考えるとパッシブスピーカーだけでなく、パワードスピーカー(アンプ内蔵スピーカ ー)も接続して使われることを想定しました。そこで、アクティブスピーカー端子(Φ3.5mm ジャック)も追加して『パッシブスピーカー(スピーカー端子と接続)+ウーファー(アクティブスピーカー端子と接続)』の構成も可能にしました。さらにTA10では、ヘッドホンとの接続も可能にして【SWD-DA10】のヘッドホンアンプからの音と、TA10の真空管バッファアンプを通った音の違いも楽しめるようにし、それぞれの音を聴き比べてみたり、聴かれる音楽のジャンルやお好みによって使い分けていただく楽しみ方をご提案しました。

【SWDシリーズ発売開始!】

このような企画設計と開発を経て、SWDシリーズは、2014年に、D10、CT10、TA10の3 機種のラインナップで発売しました。感謝すべきことに、この3機種は『2015年オーディオ銘機賞』において、『高品位でコンパクトなシステムの提案に対して’』との理由から特別賞(製品企画賞)』をいただきました。そして私達は、次の目標である、SWDシリーズの拡張性のための新たな製品開発をはじめました<第4回へ続く>


ShiroshitaDirectでSWD-CT10の価格を見る
ShiroshitaDirectでSWD-TA10の価格を見る

田阪リカさんプロフィール
嵯峨美術短期大学生活デザインコース卒。元パナソニック電工Interior Plannerなどを経てフリーランスのイラストレーター、雑貨デザイナーに。 関西電力グループ”まるごとくーぽん”コラム、情報誌chiffonにてエッセイ”旅の途中で…”、神戸新聞まちえがお”田阪リカのsmile&loveletter”連載。

WEB:https://www.ricalab.net
FaceBook:https://www.facebook.com/Rkoubo/
Instagram:https://www.instagram.com/rkoubo/


ー食に関わることが大好きな田阪さんにとって食器棚とかのデザインは、どう考えられてます?最近は、自宅でもカフェみたいな開架式の見せるキッチンが多いですけど。
キッチンの食器を見せる見せないっていうことには、私も色々と変遷があって、最初は20年ぐらい前、当時人気だったパトリス・ジュリアンさんというフランス人のライフスタイルコーディネータが出された「生活はアート」っていう大ヒットした本があったのですが、それにハマりました。パトリスさんが経営されてたレストランが国内にもあって、そこは食器もキッチンウエアもすべて飾られていて、素敵で、自分もそれに習って自宅のキッチンとかを見せるインテリアにしてました。その後、結婚したら、やっぱり食器の数もふえますし、外に出して見せてるとホコリがつくので、使う前にまず洗わないといけない。日常的な家事となると面倒なんですよね(笑)あと、住んでる場所や建物によっても変わると思います。以前、住んでいたマンションでは、収納メインの見せないインテリアベースでした(写真下:以前お住まいのマンションのキッチン)

ー建物的にもマンションのコンクリートの機能的、合理的なものだとそうなりやすいですよね。
そうなんです。マンションとかやっぱり閉じられた空間の箱なので、有機的なデザインのインテリアとか似合わなくて、機能的な箱物が似合うんですよね、箱の収まりがいい。片付けるのが合理的なんです

ーその後、北軽井沢に越されてきて自然の多い環境になったわけですけお、なにがかわりましたか?
やはり、この自然の多い場所に移ってきて気持ちはかわりました。キッチンの食器とかも、以前みたいに「最低限、良いものだけは見せたい」という気持ちに変わりました。

ーマンションとは対局の木造で木の暖かさもあるし、外からの自然の風景も含めて、環境とインテリアが一つになる感じですね。
そうですね、だから、この家はなるべくカーテンを付けないようにしてます。そして、どこに何を置くかひとつひとつ考えて置いてます。食器棚にならんでる瓶の順番とかも、使いやすさとインテリアとしての見え方のバランスを、生活感ものこしつつ緩めにとってます。なにより、それを考えてる時間が楽しいですね。(写真下:現在お住まいのお宅のキッチン。奥には瓶がきれいに並んでいます)

ー今の生活環境では、オーディオとかはどう使われてますか?
今は、スマートスピーカーのAmazonEchoを導入して、音楽はほとんどそれから流してます(写真下:現在のキッチンに置かれているAmazonEchoDOT)

ーEchoから音を出してるんですか?
いえ、BOSEのデスクトップ用のスピーカーをつないでます。でも、なんか黒いコードがごちゃごちゃしていて邪魔なんですよね。本当はコードが無いほうがいいんですけどね。

ーやっぱり邪魔ですか。以前、市場調査したときに、オーディオ製品の一番キライなところはって質問で、女性の一番はケーブルでした(笑) 理由は、繋ぎ方が解らないこと、ケーブルにホコリがつきやすいくと。インテリアを考えたとき、やはりケーブルが見えない、もしくはケーブルが無い製品が求められてるとおもいました。
やはり、みなさん、そうなんですねー(笑)

ーAmazonEchoで音楽を聞かれてるということすけど、どんな音楽が好きですか?
実は、私は子供の頃からちょっとかわった志向があって、JAZZとか、その場の雰囲気をつくるような音楽が好きなんです。もちろん、子供の頃は、いわいるアイドル系も好きでしたし、ピンクレディのライブとかにも行ったりしてましたけど、それとは別にそういう雰囲気をつくる音楽が好きでした。でも家族は、そういう音楽を聞いなかったから、実家にはそういう系統の音楽は、全くありませんでした。なのでFMで、夜遅めの11時過ぎぐらいから、そういう選曲で流し始める番組を聞いて、あーいいな、と。

ーFMは夜になると、結構そういうムーディな感じの選曲が増えますよね。僕もクルマのなかとかで、よく聞いてます。
その後、小学生の頃に放送部に、そういったカセットテープがあったので、先生に借りてダビングしていました。雰囲気のいいクラシックのショパンとかモーツアルトとか、ポップスでオーケストラ系のものとかもあって、そういう感じが好みでした(写真下:田阪さんのJazzyなイラスト)

ーやっぱり雰囲気系の音楽は、生活環境には必要ですよね?
インテリアの一部として、雰囲気をつくるBGMみたいな音は大切にしてます。リラックスできるし。
単に流れていればいいというだけでなくて、いい音は、いい音として欲しいという気持ちはあります。ただ、そのために、大きなスピーカーが部屋で存在感を主張したり、ケーブルやコードが目立ってしまうのは避けたい。だから、なるべくコンパクトでミニマルなデザインで’、必要以上に存在を主張しないものが欲しいですね。

ーさきほどの『キッチンの食器も最低限、良いものだけは見せたい』と同じ意識ですね。これは、この特集でインタビューさせていただいたかたの全員同じ意見ですね(笑)そして、みなさん、ケーブルと同様に液晶テレビもなるべく目立たないようにしたいって意見が多かったけれど、田阪さんはどうですか?
実は、このリビングでも最初、テレビは置かないようにしようと主人と話してたんです。でも、やっぱりくつろいでいる時には欲しくなって壁に付けました。でもインテリアとして見えるところでは、黒いものはなるべく小さくしたいって気持ちは、今もあります。カントリー調のインテリアのお家だったりすると、テレビのうえに部屋に似合った布をかけてらっしゃるところもありますしね。

ーわかります。液晶の黒いパネルはログハウスやカントリーなインテリアだと違和感ありますよね。
たとえば、こちらのAA1は、そういう意味で、シンプルでミニマムなデザインだとおもうので、それこそ家建てるときに、これを組み込む棚とかも設えて、部屋の中で違和感のない佇まいにできたらいいな、と思いました。真空管はあえてみせないでグリルの向こう側で光ってるのもいいですし。こちらのレトロな、真空管アンプ!の王道的なデザインは、今の自分のライフスタイルには、ちょっと取り入れるのは難しい印象があります(写真下:キッチンでSWL-A1SET2とSWL-T10の試作機を試聴していただいている様子)

ーさっきお話されていたカントリー調のお家だったら、合いそうですか?
そうですね、住む人のライフスタイル次第じゃないかと思います。レトロティックなモノを好まれてれば、似合いそうですね。

ーなるほど、ライフスタイルから作るバッグの話と同じですね。ライフスタイルが、使うモノのデザインを決める。いろいろと面白いお話で楽しかったです。本日はお忙しい中ありがとうございました!

<<前編はこちら

 

田阪リカさんプロフィール
嵯峨美術短期大学生活デザインコース卒。元パナソニック電工Interior Plannerなどを経てフリーランスのイラストレーター、雑貨デザイナーに。 関西電力グループ”まるごとくーぽん”コラム、情報誌chiffonにてエッセイ”旅の途中で…”、神戸新聞まちえがお”田阪リカのsmile&loveletter”などに連載。

WEB:https://www.ricalab.net
FaceBook:https://www.facebook.com/Rkoubo/
Instagram:https://www.instagram.com/rkoubo/


【今回のサマリー】

・生活をデザインするということは、ライフスタイルを考えることから
・デザインは作ること以上に、考えて想像してることが楽しい
・モノは、その背景にあるバックストーリーもあわせて味わう


【暮らし、生活のデザインについて学んだこと】

ー最初にキャリアについてお話をきかせてください。嵯峨美術短期大学生活デザインコース(現:嵯峨美術短期大学暮らしのグッズデザイン領域)はどういうことを学ばれたんでしょうか?
このコースを選んだのは、生活するためのデザインを考えるのが好きだったことと、雑貨とかを作る人になりたかったからです。ここは生活に関わるデザインをなんでもやるところで、陶芸、木工、テキスタイルのようなものづくりだけでなく、環境デザイン的な、例えばこのロケーション、ランドスケープに合うバス停をデザインをする、というのもありました。

ーおもしろいですねー、楽しそう。
年間で3つほどのプロジェクトを選択するんですけど、最初は、自分が欲しい物が作りたいと思って、木工をやってみたんです。でも、やってみると家具とか大きな物作ることより、その手前のデザインを考えるほうが好きだと気づきました。

ーなるほど、家具を作る作業よりその手前の考える、デザインするプロセスが好きだったんですね。
それで次は、旅の目的や内容から、持っていくバッグのデザインを考えるプロジェクトに参加しました。『2泊3日の旅をするための最小で最軽量のバックをデザインする』というコンセプトでデザインするんですが、担当する先生が、ちょっと変わった人で、機能的なことで考えず、まず『人が旅をするときに本当に必要なミニマルなモノはなにか?』を考えさせて持ち物を取捨選択する。とにかく持ち物を省いて、省いて、省いて、って感じで(笑)

ー今で言う断捨離ライフスタイルですね!
あくまでデザインのドキュメントだけでモノはつくらないんですけどね。 そうして突き詰めた結果、軽くて丈夫な素材をつかって、幅30cmぐらい、高さ20cmぐらいのA4程度の大きさで厚みが10cm程度、バッグの前面にチャックがあって、小物を入れられる、みたいなデザインになりました(写真下:デザインされたバッグの大きさはこんな・・)

ーその大きさだと、2泊3日を過ごすとなると上着とかアウターの着替えはなしって設定なんでしょうか?
そうですね、それこそ下着をふくめた着替えが一回分ぐらいな(笑)このバッグのデザインのプロセスがあったからか、後に職場の旅行で2泊3日でグアムに行ったときに、同じぐらいの大きさのエルベのバッグひとつで行けました。夏だったのもあるけれど、下着類の着替えとTシャツ2枚ぐらい(笑)。

ーそれはミニマル!。でも女性は、お化粧道具とか男性よりも荷物が多くなりがちですよね?
そうですね、その時に一緒に行った先輩とかは、小型のキャスター付きバッグを引いてましたね(笑)着替えもいっぱい入ってたし、帰りにお土産もたくさん入れてました。私は、なにか足らないものがあったら現地で買えばいい、と割り切ってたのと、お土産については小さく畳めるナイロンバッグを持っていって帰りはそれを使いました(写真下:田阪さんが店舗の依頼で最近デザインされたトートバッグ)

ーなるほど。その割り切りがミニマルの秘訣なんですね。いま職場のお話がでましたけど、学校を卒業されてインテリアのお仕事につかれたんですよね?
いえ最初は、パッケージデザインの会社にはいったんです。とにかく当時は就職氷河期で、探して探してようやく決まった感じでした。そこに入って2ヶ月ぐらい努めてたら大学の先生から、一番進みたかったけど就職が叶わなかった会社が、改めて求人してるよ!と連絡があり、急遽試験を受けて無事採用され転職しました。

ーそれがパナソニック電工(現:パナソニック ライフソリューションズ社)だったんですね。
はい。その年は、阪神淡路の震災のあった年だったので、震災復興のサポートに関わる部署への採用ということだったんですが、入ったらそこではないシステムキッチンのアフターサービスに配属されて、主に外回りをしました。

ーいきなり前職とはことなってデザインではなく、ユーザーサポートになってクレーム処理とか戸惑いはありませんでした?
それが、そうでもないんですよ(笑)やっぱりシステムキッチンという製品で高額なものが多いからか、お客様は神戸の芦屋界隈の大きなお宅が多くて、総じて上品な奥様でしたので意外に苦労せず、お客さんとのコミュニケーションができました。その後、家のインテリアをデザインする部署に移動になりました。

ーお、念願かなったんですね!ユーザーサポートの経験も生きてきますね。
そうですね。前職でお客様から伺った話もふまえて、いろいろとデザインを考えました。そのころはまだ手作業で、カタログから製品写真を必要な要素として切り出し図面と一緒に貼って、お客様に提案するイメージボードを作っていました。その後、徐々にPC化されてCADでのデザインになりましたけど、自分的にはPCの作業より、手書きでデザインするほうが楽しかったです。そんな時にちょっとしたご縁があって、レストランのメニューとかの食べ物のイラストを手書きで描く仕事の機会があって、これが楽しくて色々やりました。さらに趣味的に雑貨のデザインとかも始めたので、会社勤務と両立してたら睡眠時間が4時間ぐらいになってしまって、無理がたたって体調を崩して倒れちゃっいました;;

ーそれは大変でしたね。いまなら副業OKな感じで、もうすこし楽に両立できたかもしれないですけど。。
でも、これを機会に退職する決心がついて、体調をもどすために療養しながら無理のない範囲で手書きイラストの仕事を続けながら、雑貨デザインも少しづつはじめました(写真下:『神戸新聞まち*えがお』に連載された田阪さんのイラストエッセイ

ー食べ物のイラストや作品は、昨年秋の軽井沢タリアセンの個展で拝見しましたけど、立体的なオブジェとか、とても美味しそうでした!
小さいときから食への執着があるみたいで、食べることだけにとどまらず、食にまつわること、たべものの裏にあるストーリーとかそれを使ってる食器、キッチングッズとかコーディネイトとかに興味がありました。食べて美味しい、見て美味しい、さらにそこにバックストーリーがある。老舗のお菓子が美味しいというのには、老舗のいわれや、そのお菓子の歴史を知ってたべると、より楽しい。そして美味しいと感じる人には、この商品のどこが愛されているのだろう?ってことも、考えながら周りの人と話すのも楽しかったです(笑)(写真下:オムライスのオブジェ)

ーわかります。食べ物に限らず、モノが作られたバックストーリーが興味深いんですよね。メーカーとして、この部分はユーザーに共有していきたいことだと思ってます。この特集記事なんかも、実はその一つだったりします(笑)
そうなんですねー。オーディオのことほとんど話してないままですけど、大丈夫ですか?

ー大丈夫です! >>後編に続く

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