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SWDシリーズコンセプトノート:第4回「SWD-DA20の必然性、更なるシリーズの拡充」
特集 2020年5月19日

SWDシリーズコンセプトノート:第4回「SWD-DA20の必然性、更なるシリーズの拡充」

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【今回のサマリー】

・DAC後継機・SWD-DA20の必然性
・ヘッドホンアンプへのこだわり、SWD-HA10の誕生
・音のグレードアップを可能にする、クロックジェネレーター・パワー・サプライをラインナップ


【SWD-DA20の必然性】

2014年にUSB DAC/SWD-DA10CDトランスポート/SWD-CT10パワーアンプ/SWD-TA10の3機種で発売したSWDシリーズ。それ以降もハイレゾ音源は徐々に入手できる楽曲数が増えていき、それに対応したDACを始め、イヤホン・ヘッドホン、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)等の機器も数多くリリースされました。また、楽曲の数が増えるだけでなく、音源のサンプリングレートもPCM 192kHzや384kHz、DSD 5.6MHz、中には11.2MHzといった音源も配信されるようになりました。

発売した2014年当時、入手可能なハイレゾ音源はほぼ対応できていたSWD-DA10でしたが、配信される音楽ファイルの高音質化に対応していく為にさらなる進化が必要となります。こうした経緯からSWD-DA10の後継機として、SWD-DA20の開発がスタートしました。

SWD-DA20

【遊べて愉しめるDACをご提案】

前記したようにハイサンプリングレート化するハイレゾ音源の再生に漏れなく対応することは当然として、SWD-DA20では「遊べて愉しめる」機能の追加がアイデアとして上がってきました。それがSWD-DA20で実現した「アップサンプリング及びフォーマット変換機能」です。SWD-DA10は、入力された音源の周波数(サンプリングレート)を自動的にアップコンバートして出力する、という機能を持っていました。(詳細は第2回「SWD10 シリーズへの思い(前編)」をご参照ください)

この機能を更に進化させ、使われる方がお好きなようにアップサンプリングができ、更にPCM⇔DSDのフォーマット相互変換機能も新たに実現することにしました。例えばDA20に入力されたPCM音源ファイルをDSDフォーマットに変換して出力する、といった事が可能です。これによって例えばCD音源(PCM 44.1kHz/16bit)をDSD5.6MHzに変換してお楽しみいただくことも可能になります。

とはいえ、単にデータとして変換されるだけでは機能として面白くありません。当然、再生音も変化しなければ愉しめるオーディオとは言えないからです。中でも特にDSDファイルならではのアナログ音源のような滑らかな音質を表現できることが重要だと考えました。

SWD-DA20

これが思った以上に大変なことでした。結果として、当初採用を予定していたDAC IC(チップ)を一から見直すことにしました。想定していた機能としては問題なく実現できましたが、最も重視していたアップサンプリング、フォーマット変換時の音質面で思ったような変化が得られなかったことが理由です。DAC ICを変更するとなると設計の見直しも必要となるので、これは私たちにとっては大きな決断でした。それでもSWD-DA20を発売する上で妥協すべきではないと考え、再度DAC ICの選定を行いました。

その後、検証を重ねESS社製「ES9018K2M」が私たちの要求を見事に満たしてくれたことで、このSRC機能を実現することができました。特にジャズやクラシックといったジャンルを聴かれる際には、DSD変換機能を是非お試しください。アナログ音源のような、自然で滑らかな表現をお楽しみいただけるかと思います。

【ヘッドホンアンプへのこだわり】

SWDシリーズはデスクトップで楽しむことを想定して企画されていることもあり、スピーカーはもちろんヘッドホンでも楽しめるように、SWD-DA10(USB D/Aコンバーター)やSWD-TA10(パワーアンプ)にヘッドホン端子を備えています。これらの機種を使えばヘッドホンでも高品位な音を楽しんでいただけるのですが、ヘッドホンメーカーでもある当社としては、独立したヘッドホンアンプを作りたいという思いがありました。

ちょうどこの頃にはSW-HP10をベースに音楽鑑賞用ヘッドホンとしてSW-HP20を開発を始めた時期でもあったので、この2機種を並行して開発を進めることにしました。ヘッドホンアンプを単独で設計する利点は、(SWDシリーズのコンパクトなサイズとはいえ)筐体内のスペースをすべてヘッドホンアンプ機能に特化した設計ができることにあります。SWD-TA10で好評だったプリ段に真空管、パワー段にD級アンプというハイブリッド構成を継承しつつ、XLR 3ピンとΦ6.3mm標準という2つのヘッドホン出力端子を用意することにしました。これによりバランス接続・アンバランス接続の両方に対応できます。ちなみに、リファレンスヘッドホンには同じく開発中だったSW-HP20や当社ヘッドホンの基準であるSW-HP10はもちろん、ゼンハイザー社HD650なども使用しました。

SWD-HA10

また、既存のSWDシリーズに組み込むことを想定して、パラレル出力も加えています。これは、SWDシリーズの中心であるD/Aコンバーター(SWD-DA10/DA20)にアナログ出力が1系統しかなかった為、スピーカーを鳴らすためのパワーアンプ(SWD-TA10など)とヘッドホンアンプ(SWD-HA10)を使い分けたい場合に、その都度接続し直す手間を省くためのものでした。SWD-DA10/DA20(アナログ出力)⇒SWD-HA10(アナログ入力)を接続し、HA10のパラレル出力をパワーアンプのアナログ入力端子と接続することで、気軽にスピーカーとヘッドホンを使い分けることが可能になりました。

SWD-HA10

こうして単品のヘッドホンアンプとしても、真空管バッファを通った暖かくやわらかみのある音をお楽しみいただけるヘッドホンアンプとしてSWD-HA10を作り上げました。

【ワンランク上のオーディオシステムへアップグレード】

ここまでご紹介したSWDシリーズの製品は、D/Aコンバーターを中心にオーディオシステムとして欠かせない製品群でした。これらを組み合わせることで、コンパクトサイズでありながら、十分に品位の高い音を楽しめるオーディオシステムが完成します。

SWD-CL10

しかし、本シリーズでは更にワンランク上の音作りを楽しんでいただけるように、クロックジェネレーターやパワー・サプライといった製品の展開を計画しました。SWDシリーズの価格帯でこれだけの拡張性を持たせられれば、面白いラインナップになるのではと考えたのです。このような考えからクロックジェネレーター(SWL-CL10/CL10OCX)パワー・サプライ(SWD-PS10)は、SWDシリーズの構想段階からラインナップとして企画されていました。

SWD-PS10

とはいえこれらの製品は音楽を再生する上で必要不可欠なものではないので、どれほど需要があるのか企画段階では半信半疑な部分もあったのも事実です。ただ、試作機が完成し社内で試聴してみると改めて、間違いなくこれらの製品がSWDシリーズの音質をワンランク上にアップグレードに繋がる、と自信を持つことができました。

その後、当社が出展していたイベントで参考出品をしてお客様に試聴していただくと、ありがたいことに試作機で構わないからこの場で販売してほしいとまで仰っていただくお客様もいらっしゃいました。もちろんその場で試作機をお売りするわけにもいかず発売まで随分とお待たせしてしまいましたが、多くのお客様からポジティブな反応をいただきました。

これはオーディオ機器全般に言えることかもしれませんが、特にクロックジェネレーターやパワー・サプライといった製品は言葉で理屈は説明できても、その効果をお伝えすることが非常に難しい製品です。
また、ご実感いただける効果に個人差があることも事実です。そこで、実際にお試しいただいた上でお買い求めいただける仕組みをご用意しなければ、と考えた私たちは、SOUND WARRIOR製品をご自宅でお試しいただけるレンタルサービスを新たに開始しました。

当社直販ショップである「SHiROSHiTA Direct Yahooショッピング店」では、クロックジェネレーター(SWD-CL10OCX)やヘッドホン、SWLシリーズに加えてパワー・サプライ(SWD-PS10)も2020年5月よりレンタル商品に追加されていますので、是非ご利用ください。


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