2025年12月21日よりMakuakeにて公開中のプロジェクト「テレビ用アンプ/SW TV Plus」。
ここでは、SW TV Plusの開発にいたったエピソードをご紹介いたします。
Makuakeプロジェクトページはこちらからご覧ください!
テレビの音を「本気で良くしたい」
今から4〜5年前、社内でひとつの商品企画が生まれました。
「いつものテレビリモコンで操作できて、音質だけを本格オーディオ級に進化させるアンプをつくろう」
近年の映画配信サービスや動画プラットフォームの進化により、テレビを通して見ることができる映像は劇的に美しくなりました。ならば、音もそれに見合うクオリティで楽しめるべきではないか。
「オーディオをもっと身近に、日常の景色の一部にしたい」という想いから、わたしたちの挑戦は始まりました。
理想を形にするための自問自答
しかし、開発の道のりは平坦ではありませんでした。試作を重ねる中で、わたしたちはある大きな壁に直面しました。
・導入時の設定の複雑さ
・テレビのメーカーごとに異なる接続仕様への対応
・「誰でも迷わず使えること」という品質への責任
世の中にはすでに安価なサウンドバーや多機能なAVアンプなどが溢れています。「小さなメーカーであるわたしたちが、あえて今これをつくる意味はどこにあるのか」。お客様に最高の体験を届けるためには、単に音が良いだけでは不十分です。 「今のままでは、お客様を迷わせてしまうのではないか」 そんな懸念から、一時はプロジェクトが足踏みしたこともありました。

背中を押してくださった、お客様の声
それでも諦めきれず、社内に設置した試作機を来社されたお客様に体験していただきました。すると、わたしたちの予想を上回る反響をいただいたのです。
「こんなに良い音でテレビが見られるのは初めての体験だ」
「操作が自然だから、これなら家族も喜んで使ってくれる」
「セッティングさえ解決すれば、すぐにでもリビングに置きたい」
これらの声に、わたしたちは再び奮起しました。 「この感動を、埋もれさせてはいけない。わたしたちが解決すべき課題は、技術ではなく『お客様の使い心地』にあるのだ」と。
課題を乗り越え、ついに辿り着いた答え
わたしたちは、直面していた課題を一つずつ丁寧に紐解いていきました。
・セッティングの負担を最小限に抑える設計の追求
・届いたその日から感動を味わえる「スピーカー」のセット化
・本質的な機能に絞り込み、お届けしやすい価格を実現する努力
何度も議論や試作を重ね、ようやく「これなら自信を持って皆様の生活にお届けできる」という形に辿り着き、今回、ついに公開を迎えることができました。
届けたいのは「生活に溶け込む音」
最先端の技術を追い求めることも大切ですが、わたしたちがそれ以上に大切にしているのは「使っていただく方の生活が少しでも豊かになること」です。
大げさなシステムを構えるのではなく、日常の中に自然に溶け込み、いつの間にかそこにあるのが当たり前になる。存在を忘れてしまうほど心地よく、気づけば手放せなくなるような音。
そんな「音の相棒」を目指して、この「SW TV Plus」をつくりました。

ぜひ一度、あなたの日常で体験してください。
YouTubeにある大好きなミュージシャンの映像をライブ会場にいる感覚で楽しめたり、映画でも息遣いや周りの環境音まで聞こえて、映画に入り込んでしまう。ゲームの世界へ没入していくかのような体験。
わたしたちの小さな挑戦が、皆様の暮らしに少しのゆとりと癒しを届ける一助となれば幸いです。






