SWユーザー訪問:第2回/石森良三商店 石森さん

【SWユーザー訪問】第2回は上田市でギャラリー&カフェ「石森良三商店」を営まれている石森義久さんのご紹介です。SOUND WARRIOR製品をお使いいただいている店舗では、お使いになられている製品の音をご体験いただけます(訪問される場合は、事前に店舗の営業時間をご確認ください)。

  • 石森良三商店 長野県上田 入口
  • 石森良三商店 長野県上田
  • 石森良三商店 長野県上田 店内
  • 石森良三商店 長野県上田 カフェ
  • 石森良三商店  カフェ SWL-T20  真空管アンプ 長野県上田

170年の歴史を持つ「蔵」のリノベーション

ー自己紹介をお願いいたします。

上田市中央3丁目で石森良三商店をやっております、石森です。3年前に空き家の状態だったこの蔵をリノベーションしました。会社の本社は別の場所にありますので、ここは1階を贈答品の店舗にして2階をカフェとして営業しております。上田市生まれ上田市育ちです。

ー御社の事業はどのような事業になりますか?

運営母体の石森株式会社は、おもに冠婚葬祭の贈答品を取り扱い、タオルから金物・陶器にいたるまで取り揃える総合ギフト商社です。その中で、ここの1階の店舗では、長野県内の創り手の製品をよりすぐってギャラリーとして展示販売するというコンセプトで運営しています。

ーこの建物は素敵な蔵ですが、築年数はどのぐらいですか?

建物は、弘化4年頃のもので建てられてからは170年以上たっていると聞いています。江戸時代には旅籠だった土蔵を先々代が本家(柳町)から分家し買い入れ、明治25年より呉服太物商を営んでおりました。当時、この建物は倉庫として使われていました。(詳細はこちら→石森株式会社公式サイト)

石森良三商店  長野県上田
昭和の頃の蔵の写真

ー当時はどんな商いをされてたんでしょうか?

うちは葬儀のお返しのさらしの需要がおおくて、それが年を経てタオルや手ぬぐい、シーツに変わっていきましたね。白い布は清めるという言われがありました。もともと神事で神様に五穀豊穣のためのお供えから贈答という文化が始まったと聞いてます。それが冠婚葬祭のお返しの白いタオルやシーツがバリエーションに加わって、お茶とかいろんなものに広がっていったと思います。ちなみに会社は、昭和49年にこの場所を離れて秋和の卸売団地に移転しました。

創業の地への想いとカフェオープン

ーなるほど。この蔵をリノベーションされてオープンされたのはいつですか?

2019年の夏です。実は、この蔵をリノベした当初は、2階はイベントスペースのつもりで、今のようなカフェをやるつもりはなく、ワークショップや展示会をやる場所のつもりでした。でも、お客様や取引先から、いい場所なのにもったいないという声もあって、イベントをやらないときはカフェとして運用することにしました。現在の営業日は金土日で週末メインで営業しています。

石森良三商店 石森さん カフェ 長野県上田

ーここを店舗にしようと思ったのはどういったきっかけですか?

家業であるこの事業を継ぐために上田に戻ったんですが、上田に戻ってくるときに漠然とですが、自分が引き継ぐときには、何かしらの形で創業者の石森良三の名前を前にだして、事業を引き継ぎたいなと思ってました。

ーそれで、石森良三商店の創業の地であったここを再利用という思いにつながったんでしょうか?

そうですね。私が子供のころも、まだこの場所で商売をしてたんんですよね。卸売り業だったので、小売店の形ではなかったんですが、旧い建物のままで一階が店舗で二階が住居として使われてました。会社が移転後も、この建物を壊すというのは、ありえないなと思っていて、なにかしらの形にできないかと考えたうえで、この場所で石森良三商店の名前で店舗をだそうと決めました。

ーカフェとしてはちょっと隠れ家っぽくて居心地のいい場所ですよね、常連さんも多そうですね?

オープンから毎週いらっしゃる方とかいますね。上田市内の中心部にこういうスペースが少ないというのもあるかと思いますが、ここでお仕事をされてたり本を読まれてたりされるお客様が、いらっしゃいます。基本的にお一人様がおおいかなー。だいたい30代〜40代の方だとおもいます。

石森良三商店  カフェ SWL-T20 長野県上田 真空管アンプ

ー当初計画されていたイベントスペースとして、なにかイベントは開催されてるんですか?

イベントはコロナ禍になる前はやってたんですが、ここ2年間はお休みしていました。これから徐々に復活していきたいと思っています。手始めとして、今年の6月に久しぶりに上田の日伊協会さんと一緒に、音楽を聞く会をやりました。これは日伊協会の会員の方が、イタリアの古いレコードとかをもって来られて、SoundWarriorの真空管アンプとJBLのスピーカーを使ってアナログな感じを前面にだした感じで開催しました。やっぱり木造と漆喰壁のコンビネーションがアナログ音源には向いているようで、いらっしゃったお客様にも好評でした。

日伊協会長野さんのレコード鑑賞会の様子

石森良三商店 長野県上田 カフェ レコード
石森良三商店 サブ1
石森良三商店 サブ2

ー日伊協会さんとのお付き合いは、どういうきっかけで?

弊社がイタリアのトスカーナからオリーブオイルを輸入していることもあり、日伊協会に入会しました。今回のイベントは、私どものこのカフェにレコードプレイヤーがあることで、ここで実施することになりました。

オーディオの原体験と青春時代の音楽

ーなるほど。では、石森さんのご自身のお話を伺いたいのですが、石森さんとオーディオとのかかわり合いのきっかけは?

父がオーディオが好きで、米国のMcIntosh(マッキントッシュ)のアンプやJBLのスタジオモニタ用スピーカーなどを揃えていたのでそれがきっかけですかね。ただし父のオーディオ一式は、いまのこのカフェの雰囲気では、ちょっと大げさなので使ってません。当時の父は市内のオーディオ専門店によく行ってましたね。自分もついていったこともありましたが、なんか不思議な場所でしたね。

ーやはりオーディオ好きなお父様の影響がありますか?

父のオーディオセットで音楽を普通に聞いてましたから多少なりともあると思います。ポイントは音楽を聞くための道具という感じで、オーディオセットそのものへの興味はさほど強くなかったですね。

ーその頃は、どんな音楽を聞かれてました?

高校生ぐらいですし、その当時人気だったQUEENとか聞いてましたねー。あと当時流れてたフュージョン系のものとかですかね。

ー最初に自分で買われたレコードって覚えてらっしゃいますか?小学生とか中学生のころあたり。

やっぱり仮面ライダーかなー(笑)、レコードというかソノシートだったかもしれない。当時の父のステレオはパイオニア製のコンポーネントステレオで、それで聞いてましたねぇ。
そういえば、この前、そのころ使っていたパイオニア製のスピーカーが、まだ実家の2Fにあって、こちらに運ぼうとしたらすごく重くて動かせなくて諦めました(笑)

石森良三商店 石森さん カフェ 長野県上田

ーわかります、あの当時のオーディオ製品って音がいいのは重いものって感じで(笑) ちなみに、ご自身で最初に買ったオーディオって覚えてらっしゃいますか。

ラジカセだったかなー。ちょっと記憶が曖昧なんですけど、たぶん大学時代で、多摩プラーザのあたりで同じように都内に進学した兄弟3人で同居してたころでした、SONY製の大きなものでしたね。同じ時期に通学のときに音楽を聞くためにSONYのウォークマン買いました!

ーわかります!やっぱり、あの時代音楽好きだとウォークマンは必須でしたね。ちなみにその他にお持ちのオーディオ装置はありましたか?

やっぱりレコードプレイヤーがありました。引き出しみたいな感じで、レコードをターンテーブルに乗せるとそのままスライドインしていくみたいな。いろいろともっていたレコードを聞くことが多い頃でしたので。

蔵の空間を引き立てるSWL-T20の響き

ーレコードプレイヤーの成熟期というかCDが出てきたころですね。その後、大学を卒業されて上田に戻られたのですか?

卒業後は上田ではなく軽井沢で数年ほど勤めてました。その後、家業であるこの事業を継ぐために上田に戻りましたが、当時は忙しくてあまり自宅で音楽とか聞いてる時間がありませんでした。

ーそれは、大変でしたね。いまはどうですか?

今もかわってないかなー、とはいえ寝るときに音楽がほしいので、BOSEのポータブルスピーカーにスマホを接続して、寝るときに使ってるぐらいですかね。

ーちなみに、オフィスではBGMとかは流されてますか?

いやー、流れてませんね。だから集中して仕事したい時は、ここに来てます(笑)
というのもやっぱりBGMがあるほうが自分は集中できるんですよね。探してこのSOUND WARRIORの真空管アンプで流すBGMの心地よさが、この場所の佇まいとあわせて集中しやすいんです。そういうことも含めて、このSOUND WARRIORの真空管アンプが鳴らす音が、この場所にピッタリあっていて気に入ってます。

城下工業SOUND WARRIOR 真空管アンプ 石森商店 カフェ 長野県上田

ーお客様からも、ここのBGMについてなにかご意見があったりしますか?

お客様からは「BGMいい音ですね」とか「このアンプが真空管ですか?」とか「この建物が漆喰で作られているからですかね、ちょうどいいライブ感がすきなんです」とか、いろいろなご意見ご感想をいただてることもあり、お客様には、この環境を気に入っていただけてるなと実感してます。

ーこうしてインタビューをさせていただいていても、お話を聞き取りやすいですし、ふわっとしたBGMの聞こえ方が心地いい。いろいろとお話をお聞きしてきましたが、最後にこれからのことについて教えていただけますでしょうか?

音楽の演奏会とか、生の音楽を聞かせるイベントもやっていきたいと思っていますし、そもそもこの場所を使う目的としていた、クラフト系の方のワークショップなどを開ければと思っています。また先日の日伊協会さんのイベントのような、旧いレコードを持ち寄ったレコードコンサートとかも、またやりたいですね。
ちなみにこの12月は、竪琴の一種のライヤーの演奏家を招いてライブ・コンサートを行います。

石森良三商店 カフェ コンサート 長野県上田
すでにチケットは完売されました

ー素敵なイベントですねー!本日は、取材協力いただき、ありがとうございました!またこのカフェに客としてお伺いしますので、その折には、よろしくお願いいたします。

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