回答
SWD-TA10とSWD-HA10はプリ段に真空管、パワー段にD級アンプを使用しているハイブリッドアンプという基本的な構成には違いはございません。
・TA10はスピーカーとヘッドホンいずれも接続できるよう設計しているのに対し、HA10はヘッドホンに特化して設計しておりますので、同じ筐体サイズでもHA10の方がよりヘッドホンとのマッチングを意識して設計しております。
・HA10の機能としてゲインの切替(LOW/HIGH 2段階)が可能な点がございます。
TA10ではインピーダンスが40Ωのヘッドホンでチューニングしておりゲイン切替はございませんが、HA10は40Ωに加え、300Ωのヘッドホンでもチューニングをしております。
・もちろん、ヘッドホン端子の違い(TA10:Φ3.5mmステレオミニ、HA10:XLRバランス、Φ6.3mmステレオ標準)もございます。
その他、HA10にはパラレル出力端子がございます。
こちらはHA10に入力されたアナログ信号のスルー出力ができる端子となります。
例えば1台のDAコンバーターでスピーカー用・ヘッドホン用のアンプを併用される場合、DAコンバーターにアナログ出力が1系統しかない場合には、都度いずれかのアンプと接続し直す必要があります。
そういった場合にも、DAコンバーターアナログ出力→HA10 アナログ入力、HA10 パラレル出力→TA10 アナログ入力のように接続することでHA10、TA10という2種類のアンプを都度接続し直すことなくご使用いただく事が可能となります。